西東京市「SDGsプラットフォーム」で筑波大学大学院・久野譜也教授(弊社代表)が講演
更新日:5 日前
地域資源と多様な主体のつながりを生かしたWell-beingなまちづくりを議論
SWC首長研究会(弊社が副事務局を務める)の加盟自治体で、内閣府「SDGs未来都市」に選定されている東京都西東京市は8月19日、持続可能なまちづくりと地域活性化について地域のステークホルダー等とともに考える「SDGsプラットフォーム」をJ:COMコール田無で開催しました。これは、西東京市と弊社が、SDGsプラットフォーム等運営支援業務の委託契約を結んでおり、その一環で開催されたものです。
当日は、西東京市の池澤隆史市長による講演に続き、弊社代表で筑波大学大学院の久野譜也教授が登壇。その後、地域のステークホルダーが参加するグループワークが行われ、地域が抱える課題や既存の地域資源を生かしたまちづくり、多様な主体の共創による取組の可能性について意見が交わされました。
地域の「横のつながり」から、まちづくりを考える
池澤市長は、これからのまちづくりに向けて、地域のさまざまな主体による「横のつながり」をさらに広げていくことの重要性を説明しました。地域課題を認識・共有し、ともに考えながら具体的な取組へと発展させることで、「この街に住んでいてよかった」と感じられるまちを目指す考えを示しました。そのうえで、イベント広場などの地域資源も生かしながら、情報共有や議論が生まれる場をつくっていく方向性についても言及しました。
健康だけでなく、環境や人とのつながりからWell-beingを捉える
続いて久野教授は、健康づくりにおける「ハイリスクアプローチ」と「ポピュレーションアプローチ」の考え方を紹介し、健康課題を抱える個人への働きかけだけでなく、地域全体に働きかけ、自然に健康になってしまう環境づくりの重要性を解説しました。
また、認知症と禁煙・運動との関係や、シンガポールなど国内外の事例を交えながら、健康と都市環境、地域のつながりとの関係について紹介。さらに、人と人との信頼関係やつながりを意味する「ソーシャルキャピタル」に触れつつ、Well-beingを「健康」「経済」「つながり」といった複数の視点から捉える必要性についても言及しました。そのうえで、「西東京市で働いて幸せになる」と感じられる地域をつくるという視点をもつことが、これからのまちづくりにおいて重要であると強調しました。
「日常的に歩きたくなるまち」を地域資源から考える
講演後、参加者は複数のチームに分かれ、「駅を中心としたにぎわいづくりについて」および「企業における女性の健康づくりについて」という2つのテーマについてグループワークを行いました。
あるグループでは、駅前のにぎわいを単発のイベントや施設整備だけで捉えるのではなく、普段から「歩きたい・立ち寄りたい・過ごしたい」と思える環境をどのようにつくるかについて意見が交わされました。
神社や緑、公園、商店、郵便局など、すでに地域に存在する資源に改めて目を向け、それらをつなぐことで人の回遊を生み出すというアイデアが挙がりました。一方で、暑さや休憩場所の不足など、まちなかを「歩きたくない」と感じる要因についても検討。暑さ対策や休憩場所、健康づくり、イベントなどを組み合わせながら、行政、企業、郵便局、地域住民などがそれぞれの強みを持ち寄り、日常的なにぎわいを生み出していく可能性について議論が深められました。

講演を行う久野譜也教授(弊社代表)と参加者ら

