この度、杵築市が内閣府SIP「ママもまんなかプロジェクト」において展開している「マムアップパーク(健幸スマイルスタジオ)」に参画することになり、8月23日(金)杵築市役所にて行われた「8月 市長定例記者会見」の中で、その概要が発表されました。
大分県では杵築市が本プロジェクトの県内初の参画自治体となります。
杵築市より発表された「概要」について、一部要約したものを以下にご紹介いたします。
杵築市では、妊婦や乳幼児がいる女性の健幸づくりのため、対面とオンラインによる運動教室を令和6年9月1日(日)から開催します。保健師や助産師のミニ講座や相談会、参加者同士の交流の場も提供します。
【事業実施背景】
・令和5年8月に筑波大学が、妊娠中もしくは産後3年未満の女性999人を対象に行ったインターネット調査で、妊産婦における約7割が運動不足との結果が出た
・上記調査にて、子育て中はメンタルが悪化しても仕方ないと感じている母親が、約6割もいることが明らかになった
・子育て期の女性は、家事・育児に追われ、自由な時間が作りづらくなりがちなことから、運動する機会が少ないと考えられる
・子育て期女性の運動機会が少なくなることは、将来、生活習慣病の発症リスクになるだけでなく、外に出たり、人とのつながりが少なくなることから育児の孤立化にも繋がることが予想される
【事業目的】
・杵築市としては、これから出産をする方や子育てを始めたばかりの方をターゲットに、改めて健康や運動に関心を持ってもらい、運動習慣を身につけてもらうことで、将来の生活習慣病の予防と併せて、“孤”育てにならない仲間づくりを筑波大学などの関係機関と連携しながら進めたい
【期待される事業効果】
・妊娠期、子育て期の女性が継続的に運動・スポーツを行うことで体力の向上や糖尿病、高血圧等の生活習慣病の予防が期待される
・運動教室を通じて、保護者同士の交流促進、育児の孤立化予防、子育ての不安解消が図られる
・保健師等による健康・育児相談会を行うことで、産後うつや育児不安のリスク等を有する母親の早期把握、早期支援につなげることが期待される
マムアップパークとは?
産前産後の女性たちが、からだとこころのコンディションをととのえる場です。
本事業では、筑波大学の研究者 × 保健師や助産師、運動指導士などの専門家チームが科学的根拠に基づき提供する、オンライン中心のオリジナルプログラムをご提供しています。
自身のケアを後回しにしがちなママ向けに、「運動プログラム」と「相談・交流プログラム」で構成され、出産や育児を乗り切るための”体力”と”知識”、ママ友や専門職との”つながり”を持ってもらうことを目的としています。
なお、DXを活用した伴走型支援として効率的に展開するため、地元自治体のオンサイト開催と全国どこからでも参加できるオンライン開催を組み合わせて実施しています。
「8月 市長定例記者会見」の資料はこちら(杵築市HP)
「マムアップパーク」の詳細はこちら