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【開催報告・前編】第33回Smart Wellness City首長研究会が筑波大学東京キャンパスで開催されました

  • samata75
  • 11月6日
  • 読了時間: 5分

更新日:11月20日

今回のテーマは「未来に向けたSWC政策」

現役高校生が登壇する記者会見も開催



未来に向けたSWC政策を議論するべく、全国の自治体首長が一堂に会する「第33回Smart Wellness City首長研究会(SWC首長研究会)」が2025年10月27日・28日、筑波大学東京キャンパスで開催されました。

本研究会は、地域特性を活かした健幸まちづくりを推進する首長間の連携の場として、年2回開催されているものです。弊社は副事務局として、開催のサポートをつとめています。


SWC首長研究会会長である静岡県三島市・豊岡武士市長の挨拶で始まった初日、元内閣官房参与であり筑波大学客員教授でもある荒井広幸氏からも挨拶がおこなわれました。さらに今回初参加となった千葉県白子町、北海道中札内村、広島県福山市からも自己紹介を兼ねた発表がなされました。


最初のプログラムとなる基調講演①で登壇した筑波大学大学院人間総合科学学術院の久野譜也教授は、「健康から健幸への政策転換のポイント」をテーマに講演し、「疾病予防中心から脱却し、 Well-being(健幸)最大化の政策へ転換が必要」であることを強調しました。


続いて、弊社常務執行役員の宮田が「自治体における生成AIの活用」をテーマに講演し、 自治体における生成AI活用の現状と実態についてデータを示しながら説明し、課題について言及しました。その上で、有効活用ができる例に関していくつか実演を交えながら紹介しました。



基調講演をおこなう筑波大学大学院・久野教授     生成AIについて講演する弊社常務執行役員・宮田



午後のプログラムは、シークレットプラグラムから始まりました。内閣府SIPの取組に関連し、テーマソングを歌っていただいている歌手・普天間かおりさんより、「ハレルヤ」の歌唱披露がありました。本プログラムは当日まで明かされていなかったため、会場の参加者は驚きながらも、心のこもった普天間さんの歌声に聞き入る姿が見受けられました。



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               「ハレルヤ」を熱唱する普天間かおりさん 

 


シークレットプログラムに続いて“スペシャルセッション”が始まり、社会をWell-beingにするための方向性をしめす、「世の中ちょっと良くする部」のローンチ宣言がおこなわれました。

本プログラムは記者会見として位置づけられ、テレビ局などのメディアによる撮影も実施されました。


セッション①では、筑波大学大学院人間総合科学学術院・久野譜也教授が「なぜ大学が女性を核としたWell-being経営を推進するのか」について講演し、武蔵野銀行取締役頭取・長堀和正氏が「なぜ地方銀行が大学と連携し中小企業経営者と共に取り組むのか」について講演をおこないました。


セッション②では、玉川学園中高生の「世の中ちょっとよくする部活動」から首長へ、「女性の健康と働きやすさと人生100年時代に向けた提言」がなされ、学校法人玉川学園理事長兼学園長・小原芳明氏と、玉川学園の生徒2名による発表が行われました。現役高校生の堂々とした熱意あふれる発表・提言に、会場の参加者も真剣に耳を傾けている様子がうかがえました。


セッション終了後は意見交換会が実施され、「世の中をちょっと良くするには?」について様々な立場や視点から議論が交わされました。



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           高校生の立場から意見を述べる玉川学園の生徒(写真右から3番目)



その後、基調講演②として「都市を巡る社会変化に先んじるこれからのまちづくり」をテーマに、国土交通省都市局都市計画課長・齋藤良太氏が登壇しました。齋藤氏は2050年の人口推計を示すとともに、今後都市が抱える課題やコンパクト・プラス・ネットワークについて論及しました。さらに、人口減少下のまちづくりの在り方についても述べました。


続いて登壇したのは、弊社取締役副社長・塚尾晶子と千葉県白子町健康福祉課健幸づくり係係長・古山奈穂美氏。両名は、内閣府SIPの取組の一環として、2年間関わってきた「MOM UP PARK」の成果報告とともに、その経験から考えた母子保健事業のあり方について発表を行いました。


初日最後のプログラムとなったパネルディスカッション①では先ず、こども家庭庁成育局母子保健課課長・田中彰子氏が「プレコンセプションケアの推進-5か年計画とプレコンサポーターについて-」、また、スポーツ庁健康スポーツ課長・中村宇一氏が「若年女性のスポーツ実施を増やす取組と今後の方向性」について、それぞれ講演しました。


その後、弊社取締役副社長の塚尾も加わり、「自治体政策における若年及び子育て女性におけるプレコンセプションケア・妊産婦の健幸政策推進のポイント」をテーマとしたパネルディスカッションが行われ、エビデンスに基づいた情報提供を充実させることや、学校教育にリテラシー教育を入れ込む重要性について議論がなされました。




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           パネルディスカッションで発表する弊社副社長・塚尾(写真右)


SWC首長研究会とは・・・

SWC首長研究会(Smart Wellness City首長研究会)は、「健幸(けんこう)」をまちづくりの基本に据え、持続可能な都市モデル「スマートウエルネスシティ」の構築を目指す、全国の自治体首長による連携組織です。2009年11月に発足し、現在では約130の自治体が加盟しています。筑波大学大学院の久野譜也教授(兼弊社代表)を中心に、学術界や民間企業と連携し、エビデンスに基づいた政策立案と実行を推進しています。また年2回、全国各地で研究会を開催し、自治体間の情報共有や政策のブラッシュアップに向けた議論をおこなっています。



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