運動・スポーツの大切さを口コミで親世代や祖父母世代に伝える「キッズ健幸アンバサダー」

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生涯にわたる健康を支える運動やスポーツの大切さを口コミで親世代や祖父母世代に伝える「キッズ健幸アンバサダー」養成プロジェクト


 2022年度より小学校の児童がインフルエンサーとなり、親世代や祖父母世代などに運動・スポーツで健康づくりの大切さを伝える「キッズ健幸アンバサダー」養成プロジェクトを発足させました。スマートウエルネスシティ首長研究会が実施主体となり、弊社はその運営全般を担っています。本プロジェクトは、2021年度 スポーツ庁「Sport in Life推進プロジェクト(スポーツ実施を阻害する課題解決のための実証実験)」に採択されたものです。

 

<プロジェクトの背景>

 近年、低学年の児童においては、スマホやテレビなどのスクリーンタイムが増加したことで相対的に運動・スポーツの実施時間が少なくなり、とくに休日の運動時間の少なさが顕著になっています。一方、親世代や祖父母世代においても、コロナ禍の影響もあり児童同様に身体活動量が減少傾向であり、とくに高齢者層においては、健康二次被害としてのフレイルや要介護のリスクが危惧されています。

 

<プロジェクトの概要>

 そのような背景を踏まえ、自治体と連携し、小学校における体育授業の一環として、オリンピアン・パラリンピアンが講師となり、アスリートの凄さや卓越した技術を伝えるとともに、健康づくりにおけるスポーツの大切さや楽しさを伝える場として養成プロジェクトを立ち上げました。
 そして、受講した児童が体験した内容を家族や地域の高齢者に伝えるインフルエンサーとなることで、両親や祖父母らと一緒に楽しく体を動かす機会を増やし、アウトカムとして子どもたちの運動・スポーツ実施率向上のみならず、市民全体の運動・スポーツ実施率ならびにヘルスリテラシーの向上、社会保障制度における持続可能性の担保などを目指すことにしました。

 このような社会課題を児童発の口コミ力により解決しようというのが「キッズ健康アンバサダー」養成プロジェクトです。

 令和2年度「スポーツの実施状況等に関する世論調査」(スポーツ庁)によると、平日のスポーツ実施時間は59.3分(0分者=約3万7,000人)、日曜日は129分(0分者=約12万4,000人)。休日のスポーツ実施0分者が平日の約4倍となっている。

 

<特色>

  • オリンピアン・パラリンピアンの力で、運動・スポーツが必ずしも好きでない児童を含め、子どもたちにその楽しさや素晴らしさを実感してもらう
  • 児童が生涯の健康を維持するための運動・スポーツの大切さを理解した上で、両親や祖父母などに学習した内容を伝え、運動・スポーツをとくに休日に一緒に楽しむ機会を増やす
  • いわゆる健康無関心層を含む、親世代や祖父母世代などへ児童から情報を届けることにより、すべての世代の運動・スポーツ実施率や健康リテラシーの向上を狙う

 

<2022年度の実績>

本庄市(埼玉県)| 高石市(大阪府)| 湯梨浜町(島根県)| 戸田市(埼玉県)| 指宿市(鹿児島県)

 

<2023年度以降の予定>

全国50市町村以上

将来的には、全国のすべての市町村で実施されることを目標としています。